研究紹介
- 教員の紹介については http://kjk.office.uec.ac.jp/Profiles/61/0006063/profile.html をご覧ください
- 発表文献については http://kjk.office.uec.ac.jp/Profiles/61/0006063/theses1.html をご覧ください
- OPAL-RINGの研究室紹介 https://www.uec.ac.jp/research/information/opal-ring/0006063.html もご覧ください
脳コンピュータインターフェース(BCI)に関する研究
- 筋肉などを使わず、脳信号のみを使って意思伝達を行うシステムを脳コンピュータインターフェース(BCI)と言います.
- キーボードを入力したり,声を発したりするための筋肉を一切使わないことが特徴です.
- 応用:
- 重度障害者(ALSなど)の閉じ込め症候群のコミュニケーションツール
- 高齢者介護,リハビリテーション
- エンタテインメント,ニューロマーケティング
- 動作原理:
- 刺激提示型 (Dependent): P300, 定常状態視覚誘発電位(SSVEP)
- 想起型 (Independent): 運動想起に基づくμ律動脱同期(ERD)
N100-P300 Speller
- P300: 視覚等の刺激から約300ミリ秒後に現れる正(Positive)の電位
- N100: 視覚等の刺激から約100ミリ秒後に現れる負(Negative)の電位
- N100-P300 Speller:
- 2x2または3x3のマトリクス上に文字を配置
- 複数の画像を次々と提示する( RSVP; Rapid sequential visual presentation)
- 被験者は特定の場所を注視し,入力したい文字の出現回数をカウント
- P300: 画像の特定,N100: 位置の特定
- 既存手法よりも高い識別率
符号変調BCI
- 擬似雑音を利用して視覚刺激を生成
- 観測した脳信号から入力した擬似雑音を復元